札幌でトランクルームと呼ばれるものには、屋外型と屋内型の2つがあります。
屋外型(外置き) と 屋内型 (建物の中) の特徴を下に書きますので選ぶ際に参考にしてみてください。
それぞれメリットデメリットがあります。なにをしまうのか、どのような使い方をするのかで選択が変わってくると思います。

1. 屋外型の特徴 (外置きタイプ)

屋外型は、写真のように物流で使われるコンテナを改造して製作されています。

屋内型で使用される薄板材にくらべ屋外型(コンテナ)のトランクルームは非常に分厚い鉄骨材で、床も壁も作られています。
その意味で重量物をしまうのに適していると言えると思います。具体的には構造材の厚みは、6mmほど、屋内型の仕切り板の6倍ほどの厚みがあります。
職人さんが仕事で使う道具類、工事用具、資材などをしまうには、屋内がたよりも適しています。

例えば、足場、脚立など建築資材、セメント袋、塗料などなどです。
トラックでもってくるような物といえばすぐにイメージがつくかもしれまえん。

鋼材が、分厚く非常に硬い材質ですので重量物を落としてしまったなどの衝撃などに強いため、荒々しい使い方が。
その反面、鉄は熱を良く伝導する性質があるので、昼夜の寒暖、夏の暑さ、冬の寒さが遮るものなしに、収納物に伝わることになります。結露が発生しやすい環境になります。本や会社の資料、図面などをコンテナ型トランクルームに収納すると紙の色が黄色く、水で濡れた紙を乾かしたときと同じように波打ったような状態になってしまいます。

 

2. 屋内型(室内のトランクルーム)の特徴

屋内型は、商業用のビルや居住用のマンション、アパートなどに併設されているものと、一棟まるごとトランクルームのためにつくられた建物があります。

シロクマトランク 中の島店
Safety & Clean storage
Safety & Clean storage

コンテナトランクと比べた際、一番大きな違いは、建物の中にあるので、気温の変化が少なく、熱が保管物に与える影響がすくないことです。人間が出入りする建物には必ず断熱材が入っているのがその理由です。特に北海道の建物は、寒い冬のことを考え、本州と比べる分厚い断熱材が壁にほどこされています。気温の変化が少ないので、屋外にくらべると結露も発生しずらい環境になっています。

一方構造的には、一般的に薄板鋼板という1mm 程度の板材なので、コンテナ材と比べると衝撃などに弱くなっています。床なども通常は、一般的な建築材が使用されるので、コンテナのような荒々しい使用には不向きです。屋外型(外置きコンテナ)に保管するものをトラックで運ぶような物と言いましたが、屋内(室内トランクルーム)にしまう物は、乗用車で運ぶようなものと言えるかもしれません。

最後にここが一番重要なポイントです。

札幌は、12月中旬から3月末頃まで雪が積もっています。
外置きの屋外型トランクルームでは、冬は、下の写真のような状態になってしまいます。
札幌の屋外の収納用コンテナ コンテナトランクルーム

札幌 冬 屋外収納設備

トランクルームにしまってあるものを取り出そうとするときには、扉の前、車がアクセスする部分を除雪しなければなりません。家の前の除雪だけでも大変な思いをしているのに、トランクルームの雪かきなどしたくありませんよね。

冬季には、まるきっり使用しないものをしまうのであれば問題はないのですが
そうでないならば、屋内トランクルームも検討したほうが良いと思います。

札幌で生活を営むには、常に雪のことを考える必要があります。
どのタイプのトランクルームを使うか決める際には、他の事と同様に雪のことを考慮にいれて決定してください。

ちなみに価格に関してですが、当然場所とそれを運営する事業体によって利用料は、まちまちですが
屋内と屋外で、坪あたりの賃料はそれほど違いはないような気がします。いちがいに屋内だから割高ということもいえません。インターネットで簡単に検索できますので調べてみてください。

なにをしまうのか、どのような使いかたをするのか
もう一度よく考えてどちらのタイプにするのか決定してください。